20代OLのベトナム転勤日記

コロナ真っ只中でのベトナム転勤生活の記録です。

コロナ禍で当日朝にツアーキャンセルされちゃったけど、ハッピー模様。

 

2021年、1月上旬の話で、写真も特にない、ただ本人がわちゃわちゃ焦っているだけの話です。

それゆえ下書きにずっっと眠っていた、または眠らせる予定でしたが、

これはこれでいいか、とアップしてみました。

 

 

1月上旬。

年に数えるほどしか連休がないので、このまたとないチャンス。利用しない訳にはいかない。と、ハロン湾クルーズを予約しておりました。

 

しかし前日の夜になっても、バスの集合場所と集合時間がわからず。

クレジットで払ったはずなのに、連絡がないので、数時間に一回電話やメールで連絡。ストーカー並みに分かりうる全ての連絡先に送りましたが、返信はなし。

 

プリーズ センド ミー ア メッセージ

プリーズ コンタクト ミー

プリーズ、、

 

 

プリーズ、、

 

 

プリ、、

 

 

んぬあっー!

もうこのプリーズ1度も届いてないでしょう!!と宙ぶらりんなプリーズがかわいそうでもう諦めました。

 

明日はとりあえず、昔このクルーズを利用した人のブログを見て、集合時間と場所を発見したので、その確認した時間よりちょい早めに着くように行く事にします。

 

 

 

早朝。家の前の門が開かない。

外から鍵が閉められている。

あぁぁぁ。か、、管理人さんめ、、、なんでよりによってこんな日にこんな時間に、お出かけしちゃうんだ。

 

と9ヶ月住んでいて3回目の外から鍵かけ事件が今日に当たる不運を引き当てたことを恨みながら、絶対開かないのに監獄に閉じ込められた囚人がごとく、内側からガッシャン揺らしてみたりもしました。通りすがりの野菜をたくさん持ったおばあちゃんに笑われるだけでした。

 

10分弱でゆったり帰ってきた管理人さんに開けてもらいやっとこさ出発。

 

あんなに遅く出発したのになんとか7:30(予定時刻)にちゃんと到着しました。早朝のハノイが、こんなに通行車両が少なく静かなのを初めて知りました。

 

 

よし。らしき場所に着いた!あとはここで待つだけ。

 

しかし見たくない標識が。

『車両通行禁止』

リムジンバスで行くのに、車入れないんだって。

ふっ。ははは。

 

 

10分くらい待って、こりゃ無理だなと思い始める。

8時を超えたころ、もう一度連絡してみると繋がった!

 

 

すると、

「え、今日?今日はクルーズやってないよ?」

「わ、、what??」

この時のwhatほど、what感満載なwhatは後にも先にもない気がする。

 

「ごめん、あとでかけ直す」

と言われ、もうその寒空の下、待つ意味もなくなり、とりあえずカフェに。

 

 

そして適当に座ったカフェで、朝の8時からバースデーパーティーが開かれている。入るところ間違えた。私が入った瞬間だけ静かなときだったんだ。

とんでもなくその、世界が救われたとばかりに楽しそうな所申し訳ないが、うるさい。

 

 

はぁ。こんだけ悪いこと続いたら、ここからすんごい良いことあるぞ。じゃなきゃ合わない。絶対良いことある。

 

と、念じながら一向に来る気配のないカフェラテを待っているとさっきの旅行会社から、ついに電話が。

 

内容は、

「ソーリー、今コロナで人集まらないから、ほぼやってなくてさー。キャンセルしてもいい?ほんとにソーリーねー。リスケジュールも出来なくもないけど、クルーズが、何日に出れるのか決まってないのよ。ほら、観光客も今はいないじゃない?ソーリー。」

 

と、最初の数秒は物申したいことだらけでしたが、ていねいに謝ってくださったので、諦めてキャンセルに。

 

分かった。

と、しぶしぶ返すと急に向こうも手のひらを返したように、

 

オッケー!サンキュー!ハッピーニューイヤー!

 

ハッピーニューイヤーって。そんなに元気な声ってある?

え、聞き間違えかな。ハッピー、、。ハッピーニューイヤーて。

 

と、ネガティブな感情しかなかった私と対照的な彼女の元気はつらつな声が、しばらく頭のまわりを360度ぐるぐるぐるる。

もうだんだん、面白くなってきてしまいました。

 

 

しかしこれで吹っ切れました。

わたしは本日、ハロン湾に行くことはかなわない。

しかしながら泊まりの荷物を持っている。

 

よし。ニンビンに行こう。

 

 

ハノイからそこまで遠くなく、私の知っている旅行先。

ホテルを調べランキング上位のよさそうなホテルに電話。

「突然申し訳ないんだけど、今夜の部屋空きありますか?」

「ちょうどさっきキャンセルになって、一番いい景色の部屋あるわ。この電話で予約してくれれば値下げもするわよ。ちなみにもしまだ、バスとか手配してなかったら、往復手配してあげるわ。どうする?」

 

「行きます。」

「オッケー。すべて私に任せてください。そこから一番近いバス停と時間をメールするわ。あともちろん今夜の部屋の予約確定メールも送るから、不明点あったらこの電話番号に連絡して。じゃぁ、バス停の場所わからなかったりしたらなんでも私に聞いて。Bye.」

 

というわけで、言葉の節々から漂うテキパキとしっかりしてます感満載の女性との電話一本でニンビン行きが決定しました。

すごく、すごくわくわくしてきました。